第10回 台風などの気象災害から身を守る③ 接近する前に備えたい6つのこと

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―――これから家づくりをされる方もそうでない方も、夏に向けて気に留めていただきたいのが「台風」。夏から秋にかけて多く接近しますが、特に秋の台風は風が強い傾向にあり、被害が大きくなることがあります。台風が来る前に家の中と外で準備しておきたい6つのことを紹介します。

 

防災知識クイズ
台風が来る前の自転車の対策について間違っているのは?
①カバーをかけておく
②家の中に入れておく
③倒しておく

※クイズの答えは本文中にあります。

 

1.排水溝・側溝のチェック

台風が接近する前に、家まわりをチェックしましょう。
側溝や排水溝に落ち葉やゴミが溜っていませんか?
水はけが悪いと急な大雨であっという間に浸水します。
ベランダやバルコニーの排水口はどうですか?
ベランダやバルコニーは、水の行き場をなくすと室内浸水や漏水事故が起こることも。
普段から水はけを良くしておきましょう。
 

2.風で飛ばされそうなものは家の中へ

暴風のイメージ画像

家のまわりに風で飛ばされそうなものはありませんか?
自宅の物が風で飛ばされて隣近所の車や家に傷をつけたりしたら大変。
台風で飛ばされそうな物は事前に家の中に入れたり、固定するなど、対策をしましょう。
 

【家のまわりのチェックポイント】
☑ 鉢植えやゴミ箱、物干し竿など飛ばされそうな物は家の中に入れる
☑ 自転車など、家の中に入らない場合、カバーを外し倒しておく
☑ 庭木や塀など倒れそうな物は、補強をしておく
☑ 郵便受けは、雨が入らないようにガムテープなどでふさぐ
☑ ベランダの洗濯機は、水をためて、フタやホースはガムテープなどで本体に固定する
 

【防災知識クイズの答え…①】
間違いは①。
カバーをかけると風を受けて自転車が飛ばされることがあります。一番いいのは家の中に入れることですが、できない場合は倒しておくか固定しておきましょう。電動自転車はモーター内に浸水することもあるので、できるだけ家の中に入れましょう。

 

3.窓ガラスまわりの対策

窓ガラスのイメージ画像

家のまわりの対策ができたら、次は家の中をチェックしましょう。
家の中で危険なのは窓ガラス。
台風の時は、瓦や折れた木など危険なものが飛んでくるかもしれません。
万が一に備えて窓ガラスまわりの対策をしておきましょう。
 

【家のまわりのチェックポイント】
☑ 台風の前には窓を閉めてカギをかける
☑ 雨戸やシャッターを閉めておく
☑ 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
☑ 飛散防止フィルムない場合には、内側からガムテープをタテ、ヨコ、ナナメに貼る
☑ 外からの飛来物に備えカーテンやブラインドを閉めておく
 

▼暴風や強風に強い家の形状や強い家を建てる方法については、下記の記事で紹介しています。
第9回「住まいの防災講座」のサムネイル画像第9回「住まいの防災講座」台風などの気象災害から身を守る② 暴風・強風に負けない家!

 

4.非常用持ち出し袋の用意

非常用持ち出し袋のイメージ画像

避難が必要になったときに備え、非常用持ち出し袋を用意しておきましょう。
すぐに持ち出せるように両手が空くリュックサックが便利です。
非常用持ち出し袋は、できるだけ軽く必要最低限に。
避難生活に必要な水や食料品は、別に用意しておき、持ち出せるようにバックなどに入れておくか、自宅避難をする場合に備えてまとめておきましょう。
 

▼備蓄や非常用持ち出し袋の内容については、下記の記事で紹介しています。
第5回「住まいの防災講座」のサムネイル画像
第5回「住まいの防災講座」 もしものための「備蓄」できてる?

 

5.停電・断水に備える

停電・断水のイメージ画像

2019年の台風15号と19号は、各地にさまざまな被害をもたらしました。
特に台風15号では記録的な暴風により倒木や電柱の破損、倒壊が起こり、断線したことで停電が長期間におよびました。

停電は災害の規模や場所によっては復旧に時間がかかることがあります。
停電時に備え、携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、ロウソクなどを用意しておきましょう。
蓄電池があれば、停電時にも電気が使えます。設定すれば停電した際、自動的に電気を供給できます。

また、断水に備え水を多めに用意しておきましょう。
飲み水だけでなく、生活用水も必要です。
浴槽やバケツなどに水を多めにためておきましょう。
エコキュートがあれば、貯湯タンクの水を生活用水として使うことができます。
 

▼在宅避難のための日常備蓄の方法については、下記の記事で紹介しています。
第6回「住まいの防災講座」のサムネイル画像
第6回「住まいの防災講座」在宅避難のために、誰でもできる「日常備蓄」とは?

 

6.避難場所や緊急時の連絡手段を決めておく

避難場所地図のイメージ画像

緊急時はどこに避難するか、どのルートで避難するか事前に家族で確認しておきましょう。
災害時、家族が離れ離れになった場合、避難場所で会えるようにしておくと安心です。
緊急時の連絡手段や方法を決めておくことも大切です。
 

【ポイント】
排水溝にゴミや落ち葉が溜まっていないか確認
風に飛ばされそうなものは、家の中に入れるか固定する
すぐに避難できるようにリュックサックなどに必要最低限の荷物を
停電に備え懐中電灯や予備の電池を準備
断水に備えて生活用水をためておく
家族が離れていても会えるように避難場所を決めておく

 

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