第22回 住まいの停電対策②「蓄電池」で停電時の不安を軽減

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―― いつ起こるかわからない停電。大規模停電が起こると、私たちの生活に大きな影響を与えます。そんな、いざという時にあると便利なのが「蓄電池」。今回は、家庭用の蓄電池についてご紹介します。

 

防災知識クイズ
蓄電池の説明で間違っているものはどれ?
①太陽光発電システムとセットでないと使えない
②停電が起こった時など、万が一の時に使える
③普段から貯めた電気を使うことができる

※クイズの答えは本文中にあります。

 

1.蓄電池って何?

バッテリー充電のイメージ

蓄電池は、充電して電気を貯めることができる電池のこと。と言っても、ご家庭でよく使われる乾電池とは違います。乾電池は使い切りですが、蓄電池は充電して何度も使うことができます。

蓄電池は、これまで病院や工場、公共施設などの大型施設で非常用電源として広く利用されてきましたが、最近は小型化し、家庭でも導入しやすくなってきました。ノートパソコンやスマートフォンのバッテリーなども蓄電池が使われています。

蓄電池は、非常用電源としてはもちろん、毎日の電気代を節約することも可能です。電気料金が安い夜間に電気を貯めておいて、電気料金が割高な日中は蓄電池の電気を使用すれば、電気代の節約になります。
 

2.蓄電池があれば、停電時でも電気が使える

電球のイメージ

2018年に発生した北海道胆振東部地震では、地震により火力発電所がダウンし、北海道全域で停電(ブラックアウト)が起きました。また、2019年は、台風15号により、関東地方を中心に大規模な停電が発生し、復旧完了までに時間がかかりました。避難所ではコンセントが使えず困ったという声もありました。

蓄電池があれば、貯めておいた電気を停電時に使うことができます。蓄電池の電気は、スマートフォンなどの小型家電はもちろん、テレビや冷蔵庫にも使うことができます。
 

3.家庭用の蓄電池とは

安心のイメージ

家庭で使える蓄電池にはどのようなものがあるのでしょうか?蓄電池の種類はたくさんありますが、一例として、パナソニックの「リチウムイオン蓄電池」をご紹介します。

■リチウムイオン蓄電システム スタンドアロンタイプ(蓄電容量3.5kWh)

蓄電池の画像
移動が可能なキャスター付きの床置きタイプの蓄電池。スマートフォンやタブレットなど、電源アダプター不要で直接充電ができるUSBコンセントを搭載。ACコンセントも搭載されているので、蓄電池に直接電気機器を接続できます。

停電時は、設定しておいた機器に自動で給電するため、暗がりの中で切り替え操作をする必要がありません。照明に自動給電する設定をしておくと、すぐに照明が点くので安心です。

その他、場所を取らない壁掛けタイプなど、さまざまな種類の蓄電池が発売されています。
 

4.「地震や災害に強い住まい+蓄電池」で、「在宅避難」という選択が可能に

災害が起こっても「在宅避難」と言って、避難所へ行かず自宅待機する人が増えています。特に最近は新型コロナウイルス感染症への懸念もあって、自宅にとどまる方が多いようです。

例えば、大きな地震が起きた際、家の耐震性に不安があると、安心して在宅避難ができません。また、電気が使えない場合も、長期間にわたる在宅避難は難しくなります。

一方、耐震性が高く、災害に強い住まいに蓄電池を設置していれば、在宅避難を選択することも可能になります。

家づくりの際は、「地震や災害に強い住まい+蓄電池」で、在宅避難ができる住まいづくりを検討してみてはいかがでしょうか。

さらにオススメなのは、太陽光発電システムと蓄電池が連携した「創蓄連携システム」の設置です。停電が発生した場合、日中は太陽光発電で創った電気を使い、夜間は蓄電池に貯めた電気を使うことができるので、停電が長引いても安心して電気を使うことができます。

次回は、「創蓄連携システム」についてご紹介します。

>>住宅用蓄電システム
 

【ポイント】
蓄電池は小型化し、家庭でも使えるようになっている
停電時には、設定しておいた機器に蓄電池から自動で給電できる
蓄電容量によって、使える機器の使用時間が変わる
強い住まい+蓄電池があれば、在宅避難という選択肢が持てる

 

【防災知識クイズの答え…①】
蓄電池単体でも使うことができます。
太陽光発電と組み合わせて使うことで、より効率的に電気を利用できます。

 

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