第19回 地震に強い住まいづくり①「耐震工法」

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―― 「木造住宅は地震に弱い」という話は本当でしょうか?建てるなら木造がいい!という方に、ぜひ知っておいて欲しい「地震に強い木造住宅」の工法についてご紹介します。

 

防災知識クイズ
建物そのものの強度を高め、地震による破壊や損傷を防ぐ工法とは?
①耐震工法
②制震工法
③免震広報

※クイズの答えは本文中にあります。

 

1.木造住宅に住みたい!安全性は?

木造住宅のイメージ画像
令和元年に行われた内閣府の調査では、「今後、住宅を建てたり、買ったりする場合、どのような住宅を選びたいか?」という質問に、「木造住宅」と答えた人が全体の73.6%を占めました※。

一方、同じ調査で木造住宅は「地震に弱い」「劣化しやすい」という印象を持たれている方が多いということもわかりました。実際、木造住宅は地震に弱く、劣化しやすいのでしょうか?

日本の木造の神社・仏閣などの歴史的建造物が数百年を経ても残存していることを考えると、木材は、丈夫で長持ちする素材と言えます。もちろん、建物を長持ちさせるには、頑丈な構造と適切なメンテナンスが不可欠です。

一般的に鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅の方が、木造住宅よりも耐震性が高くなります。しかし、きちんと耐震性を考えて建てられた木造住宅は、地震に強いうえに鉄やコンクリートに比べて軽いので、同じ大きさの建物だと地震による揺れが小さいと言われています。

※内閣府「森林と生活に関する世論調査」(令和元年)
https://survey.gov-online.go.jp/r01/r01-sinrin/index.html
 
 

2.建物そのものを強くする「耐震工法」とは?

耐震工法のイメージ画像
住宅の地震対策として、日本で多く採用されているのが「耐震工法」です。「耐震工法」は、建物そのものの強度を高めることで地震の揺れ(横からかかる力)による破壊や損傷を防ぐ工法です。

地震の揺れに耐える丈夫な構造にするために「耐力壁」という構造用合板や筋かいの入った強度の高い壁を設置したり、金具などを使って補強します。また、床も地震による力に耐えられるよう、強度を高めます。

▼「耐力壁」については、下記の記事で紹介しています。

第13回「住まいの防災講座」のサムネイル画像第13回 必見!地震に強い家を建てるために①「3つの強さ」を調べよう

 

なお、地震対策には、「耐震工法」のほかに、地震の揺れを吸収する「制震工法」や、地震の揺れを建物に伝えない「免震工法」などもありますので、知っておくと良いでしょう

次回、「住まいの防災講座」第20回では、耐震・制震・免震工法のメリット・デメリットについてご紹介します。

【防災知識クイズの答え…①】
「耐震工法」は、構造用合板や筋交いの入った耐力壁を設置して、建物の強度を高めます。

 
 

3.知っておきたい「耐震等級」

地震に強い家かどうかは、「耐震等級」で判断することができます。「耐震等級」とは、地震に対する強さを表す指標のことで、等級1~3まであります。

「耐震等級3」は、災害拠点となる消防署や警察署などを建てる際に採用される基準と同等の強さです。熊本地震では、「耐震等級3」で建てられた住まいは大きな損傷が見られず、大部分が無被害だったとの報告があります※。

パナソニックビルダーズグループが採用している「テクノストラクチャー工法」で建てる住まいは、「耐震等級3」に対応しています。さらに、一棟一棟「構造計算」をして家を建てるため、異なる建築プランや地域の条件が変わっても地震に強い家を建てることができます。

家を建てる際は、工法の確認や、「耐震等級」についてもチェックして、地震に強い家にしたいですね。

※「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書より(国土交通省)

▼「構造計算」と「耐震等級」については、下記の記事で紹介しています。

第14回「住まいの防災講座」のサムネイル画像第14回 必見!地震に強い家を建てるために②「構造計算」と「耐震等級3」にこだわろう

 
 

【ポイント】
耐震性を考えて建てられた木造住宅は地震に強い。
「耐震工法」は、建物の強度を高め、地震による破壊や損傷を防ぐ。
地震に強い家を建てるには「耐震等級」にもこだわること。

 

地震に強い家をつくるならパナソニックの耐震住宅工法「テクノストラクチャー」
 

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